· 

八洲環境技術振興財団研究助成に研究課題が採択されました

研究課題「需要家側機器の確率的オンライン型制御手法の創出」が,2023年度八洲環境技術振興財団研究助成に採択されました。2024年4月~2025年3月までの1年間の研究期間で,データ駆動の需要家側機器制御手法を創出することを目的としています。研究テーマに関する概要は以下の通りです。

研究課題:需要家側機器の確率的オンライン型制御手法の創出

研究期間:2024年4月~2025年3月

助成金額:100万円

研究概要:

太陽光発電や風力発電といった変動性再生可能エネルギー(VRE)の普及を促進するためには,需要家側のエネルギー機器を電力需給に有効活用するデマンドレスポンスが有効である。需要家のエネルギー消費行動が不確実な中で,需要家を束ね制御することのできる実行性の高いアグリゲーション技術が必要となっている。

そこで本研究では,需要家のエネルギー消費行動に関する不確実性を確率モデル化する際にネックとなるデータストレージの課題に対して,需要家側に計測データをストレージする必要のないモデル化手法を創出する。また,需要家のエネルギーマネジメントモデルに組み込み,創出した手法の有効性を評価する。