電気学会電力技術/電力系統技術合同研究会で発表

2019年9月19日・20日に琉球大学で開催された電気学会電力技術/電力系統技術合同研究会で研究発表を行いました。発表タイトルは以下の通りです。

 

根岸信太郎,池上貴志:「周波数調整力の提供を行う上水道送水ポンプの最適運用計画モデルに関する検討」,PE-19-171,PSE-19-183

 

本発表では,需要家側の需給調整力(または柔軟性資源)として上水道システム,とくに送水ポンプと配水池を活用できるようにする運用モデルを提案しました。

送水ポンプが可変速機であれば,周波数調整力を電力系統へ提供できる可能性があることに着目し,計画した周波数調整力を提供した場合においても安定的な水供給が行えるような運用計画を作成できる点に特徴があります。

 

発表では多くの質問をいただき,今後の検討のヒントを得ることができました。需要家側資源として上水道システムに焦点を当てた研究は少ないのもあり,多くの人に関心を持っていただいたのではないかと思います。